プラズマ治療器Pidi導入しました
プラズマ治療とは?そのメリットは?
積水化学工業が開発した、犬猫の歯肉炎に対する新しい治療法です。窒素ガスから産生したプラズマガスを、歯肉に照射することで、歯周病・歯肉炎を緩和することができます。新しい治療法ですが、農林水産省の認可も取得しています。
これまでの歯周病治療は全身麻酔が必要なものが主でした。しかしプラズマ治療は麻酔をかけずに行うことができます。高齢など麻酔をかけるのが憚られる子には、プラズマ治療がおすすめです。
プラズマ治療は麻酔を使わずに実施出来る、動物への刺激が少ない治療法。麻酔が必要ということで、今まで歯肉炎の治療を諦めていた病気の子や高齢の子にも、安心して治療を受けられます。
当院でのおすすめ治療プラン
①最初の4回は週に1回、プラズマを照射しましょう(導入治療)
②その後は月に1回程度、プラズマを照射しましょう(維持治療)
※一回の治療はお待ち時間をふくめて20分程度です。
プラズマ治療の限界
プラズマ治療にも限界があります。下記の点をご理解ください。
①プラズマ治療は歯石を除去することはできません。歯肉炎(歯茎の状態)を改善させることはできます。
②プラズマ治療は歯肉炎を「完治」させることはできません。症状を緩和させることができます。
③口に気体を当てられるのが大嫌いな子は難しいことがあります。
おすすめの症例
このような子におススメの治療法です。
①歯肉炎や口臭を改善させたいが、年齢や病気が理由で麻酔をかけたくない子。
②定期的に通院が可能な子。最初の4回は密に通っていただき、その後は月に一回程度通院できる子には向いています。
料金(税込)
1回 | ¥3,000 |
4回 | ¥10,000 |
10回 | ¥20,000 |
よくある質問
- プラズマ治療はどういう効果がありますか?歯肉炎以外の治療には使えます?
- 炎症の抑制を促す効果があり、口腔治療以外にも使用することができます。口腔治療では、歯肉炎と口臭の軽減、とくに口臭軽減を実感される飼い主様が多く見られます。また、外耳炎、皮膚炎、手術後の傷口や火傷の治癒の促進などにも効果があるとされています。詳しくは病院に直接お問い合わせください。
- どれくらいやると効果がありますか?
- 治療の効果には個体差がありますが、口臭が軽減するなど1回の治療で効果が見られることもあります。歯肉炎治療は、平均して週に1回の治療を4〜5週続けていただくと、目に見えて効果が出やすい傾向にあります。7〜8割の子は数回で効果が見られますが、2〜3割の子は数回の治療でも視覚的な効果が確認できない場合がございます。
- 歯石はとれますか?歯周病が治るのですか?
- Pidiで歯石を除去・歯周病を完治させることはできません。あくまで炎症の抑制を促し歯周病の進行を遅らせる治療ですので、重度の歯周病の場合はまず全身麻酔下での歯石除去・抜歯処置などをご提案させていただく場合がございます。
- 猫の口内炎にも効果はありますか?
- 猫ちゃんの口内炎にもPidi治療は有効です。治療の効果には個体差がありますので、2〜3割の確率で治療の効果が実感できない場合もございます。ご了承ください。
- Pidiで歯肉炎を治療するタイミングは?ベストな治療方法があれば教えてください。
- 早期による治療がより有効的です。少しでも歯肉炎が見られる場合はPidi治療が適用になります。無麻酔で副作用もありませんので、年齢や持病に関係なく治療を受けることができます。
- Q. Pidiで歯肉炎を治療するタイミングは?ベストな治療方法があれば教えてください。
- 早期による治療がより有効的です。少しでも歯肉炎が見られる場合はPidi治療が適用になります。無麻酔で副作用もありませんので、年齢や持病に関係なく治療を受けることができます。ベストな治療方法ですが、無麻酔もしくは鎮静下でスケーリングした後、または全身麻酔下での口腔治療を行い口腔環境を整えてから、Pidi治療を行うことをおすすめしております。Pidiはあくまで炎症の抑制を促す治療のため、歯石除去後の歯肉炎治療で最も効果を発揮します。歯周病の根本的な治療は、歯石除去・抜歯処置です。歯石や歯のぐらつきなど歯周病の所見が重度に認められる場合は、まず全身麻酔下での口腔治療をご提案しております。ただし、年齢や持病などの理由で全身麻酔が難しい場合は、それらの治療を行わずにPidi治療をご提案いたします。
- 予約の方法は?
- お電話にてお問い合わせください。